2010-09-17 作成
この審査要領は,技術賞,アイディア賞,デザイン賞,ポスター賞(以下,四賞)の審査方法を定めるものである.
基本的に四賞の審査は,運営委員会の教員と当日会場で観戦している観客の投票により行う.これは競技会当日は審査に多くの時間をさけないことと,審査の透明性を高めたいことによる.
なお,多くの観客が望めない場合,参加チームごとのピアレビューで観客投票に代える.
四賞の投票の結果はそれぞれ点数化し,ロボットごとに集計して順位付けを行う.出場した全てのロボットから各カテゴリにおける1等賞,2等賞,3等賞のものを除き,残った中で最も順位の高いロボットを表彰対象とする.
もし,四賞の表彰対象となるロボットが4台に満たなかった場合,次の順位のロボットを表彰対象に加える.この操作を,表彰対象が4台以上になるまで繰り返す.
得られた表彰対象の中で順位を勘案し,四賞の受賞チームを選定する.このとき,受賞すべきチームが定まっても,賞が一つに定まらない場合がある.その場合は当該チームの意見を聞くか,便宜的に次の優先順で賞を決める.
優先順:技術賞 > アイディア賞 > デザイン賞 > ポスター賞
また,ある賞の表彰対象に同点のロボットがあり,どちらのロボットも他の賞の表彰対象となっていない場合は,タイムの早い方(リタイヤの場合は走った距離の長い方)を受賞チームとする.
実行委員は次の条件を満足していそうな観客数名に投票を依頼する.
参加チーム,ロボット名,投票欄を表にした投票用紙と筆記用具,記念品を審査員となった観客に手渡す.
審査員となった観客には「デザイン」,「動き」,「アイディア」などを総合的に評価してもらい,よいと思うロボットに○,特によいと思うロボットに◎を投票欄に記入してもらう.(空欄可)
記入が終わったら投票箱に入れてもらう.
競技終了後,投票用紙を集め,ロボットごとに○を1点,◎を2点として集計し,次の式で「観客得点」を計算する.
(観客得点)=(集計点)/((投票総数)x2)x10 <10点満点>
実行委員は参加チームの中から,次の条件を満足していそうな数名に審査員を依頼する.
参加チーム,ロボット名,評価欄を表にした審査用紙と筆記用具を審査員に手渡す.
審査員には「デザイン」,「動き」,「アイディア」などを総合的に評価してもらい,よいと思うロボットに○,特によいと思うロボットに◎を評価欄に記入してもらう.なお,所属学校が同じチームは評価しないことにする.
記入が終わったら事務局に提出する.
競技終了後,投票用紙を集め,ロボットごとに○を1点,◎を2点として集計し,次の式で「ピアレビュー得点」を計算する.
(ピアレビュー得点)=(集計点)/((審査員数)x2)x10 <10点満点>
※注:審査員数は同じ所属学校の審査員を除いた実数
実行委員は当日現地に来場している運営委員会委員数名(以下,審査員)に投票を依頼する.
基本的に審査員は各教育機関から1名ずつ選出する.
参加チーム,ロボット名,四賞の投票欄を表にした投票用紙と筆記用具を審査員に手渡す.
審査員は,「技術賞」,「アイディア賞」,「デザイン賞」,「ポスター賞」ごとにロボットを評価し,よいと思うロボットに○,特によいと思うロボットに◎を投票欄に記入する.(空欄可)
記入が終わったら実行委員に渡す.
競技終了後,投票用紙を集め,賞とロボットごとに○を1点,◎を2点として集計し,次の式で「審査員得点」を計算する.
(審査員得点)=(集計点)/((審査員数)x2)x10 <10点満点>
技術賞,アイディア賞,デザイン賞については,各賞の審査員得点を3倍し,これに観客得点を加えることで,各賞の得点を計算する.
ポスター賞については,審査員得点を3倍してポスター賞の得点とする.
(1) 技術点 = 技術賞の審査員得点 x 3 + 観客得点 <40点満点>
(2) アイディア点 = アイディア賞の審査員得点 x 3 + 観客得点 <40点満点>
(3) デザイン点 = デザイン賞の審査員得点 x 3 + 観客得点 <40点満点>
(4) ポスター点 = ポスター賞の審査員得点 x 3 <30点満点>
(C) ロボット・トライアスロン運営委員会